Knock our Heart -nockのひねくれブログ-

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仕事は「好きなこと」より「やりたいこと」を

自分がこれから仕事を決めるとき、職種を選ぶきっかけは二つあると思います。一つは「その仕事が自分が好きなことであること」、もう一つは「その仕事が自分がやりたいことであること」です。働いている多くの方はこのどちらかに当てはまっていると思います。

好きなこととやりたいことは必ずしも一致しません。どちらも働くモチベーションになるとは思うのですが、もし好きなこととやりたいことで迷ってしまった場合、僕の場合は「好きなことよりもやりたいことを優先したい」と思います。

 

働くということはすなわち対価にお金をもらう、ということです。これは僕の完全な個人的考えですが、好きなことをしてお金をもらってしまった以上、そのことは純粋に好きになれなくなってしまう可能性が出てきてしまうと思うのです。

例えば、ケーキが好きだからパティシエになろうと思ってパティシエになると、仕事に慣れて行くうちにケーキが「お金を稼ぐ道具」になってしまうように思います。本来心から好きだったはずのケーキが、売り上げのいい時しか好きになれなくなってしまい、終いには普段の状態でもケーキに関心がなくなってしまう。そんな姿が目に浮かぶのです。好きではなくなったことを仕事にするのはつらいです。

また、世の中には必ず表だけでなく裏があります。店頭は美味しそうなケーキが輝くケーキ屋であっても、厨房では無様に捨てられた失敗作や売れ残りを目にし、生ものだからと衛生面において気を配らせ続けないといけない日々を送る。そんな現状を目の当たりにしてしまうと、好きだったものも好きになれなくなってしまうと思います。

好きなことというのは誰かに対価を示してもらわなくても、逆に示してもらわない方が満足するものだと思うのです。好きなことは趣味にとっておきたい。自分の好きなことは自分の好きなようにできるようにしたい。そう思います。

 

一方、やりたいことを仕事にするとは、ある目的を持って仕事をするということです。掲げる理想があり、それに到達するための崇高な使命をもって仕事に臨むということです。これは好きなことを仕事にしたときの短所も、成長の力になると思うのです。

「ケーキで人を幸せにしたい!」というやりたいことを持って仕事をすれば、たとえ売れ残ったケーキがあったとしても、「負けるか」と再燃しますし、厨房の惨事を目の当たりにしても「人を幸せにするためなら!」と現実に嫌気が差さずに仕事ができると思います。(売れ残ったケーキが多いのはだめだとか、事実は置いておいて、仕事をする人のモチベーションについて考えています)

ようするに、やりたいと思ってやった仕事はいつまでもそのモチベーションが続くと思うのです。向かうべき理想があれば、現実がどうであれいくらでも頑張れます。

理想が理想でなくなってしまうのは、その理想が叶ってしまうとき。ですが、理想がかなってしまえば、また新たな野望が出てきます。やりたいことと言うのは無限に続いていくのです。すなわち、やりたいことを仕事にすれば、無限に仕事がモチベーションを持って続けられます。

 

極論を出した感じがありますが、思いとしては変わらず「好きなことよりやりたいこと」です。

好きなことがやりたいこととかぶっていれば別にいいのですが、ただ「野球が好きだからプロ野球選手になりたい」と思うのは安直すぎると思うのです。好きなことは一度挫折してしまうと立ち直れなくなります。しかし、仕事はできるだけ長く続けたいものです。一日体験就業なら好きなことを選べばよいですが、人生の稼ぐ手段にするとなると好きなことを選んでいてはいつかは折れてしまう気がします。

 

「これがしたい」という野望を、これから仕事を選ぶ上で大切にしたいと思います