Knock our Heart -nockのひねくれブログ-

自分の価値観を表現する場所 

「前」は過去で「後ろ」は未来

「前」という言葉は面白い言葉です。

 

時間の概念を表すときに「前」を使いますが、どういう場合に使われるのが一般的かというと、「この前は~」や「以前にも~」のように過去の事柄について表すのが主です。

でも「前」のイメージからすると、「今から進んでいく道」という意味で未来を指しそうな気がします。毎日を過ごすことは前に進んでいるような気がします。

 

同じように「後ろ」も「今後は~」などというように未来のことについて表しますが、パッと見のイメージで言うと、「後戻り」と言う言葉があるように今まで生きてきた人生を戻る、すなわち過去を表すような気がします。

 

しかし、実際は前が過去で後ろが未来。僕らの人生は過去の自分が前に見えていて、人生を後ろ向きに下がりながら進んでいるのかと思われます。

 

でも意外と、これは理屈にあっているのかもしれません。「前」は自分で見えるもので「後ろ」は自分では見えないもの。「過去」は自分が見てきたもので「未来」はまだ見たことが無いもの。こう考えると、「前が過去で後ろは未来」も自然であると感じられます。前後の概念は自分が目にしたか否かで定められると言えるでしょう。

 

そうなると、「前向きな姿勢」とか「後ろ向きな態度」が私たちが捉えるような印象に当てはまることも肯けます。「前向き」ということは目標を捉えている、すなわち理想や現実をしっかり見ているということ。「後ろ向き」ということは目標が見えていない、すなわち理想や現実から目をそむけているということ。どちらが良いかの断言はできませんが、前向きの方が目標に近い気がするのも理解できます。

 

真偽の程は置いといて、今まで普通に使っている概念について一考してみるのは面白いです。

「人はいつでも前に進むべきだ」とよく言われるけれど、その「前」は果たしてどの方向を指しているのか。一度突き詰めてみると面白いかもしれません。