Knock our Heart -nockのひねくれブログ-

自分の価値観を表現する場所 

凡人の僕たちは記録にも記憶にも残ろうとしても結局どちらにも残らない。

かつてイチローは「僕は記録にも記憶にも残る選手になりたい」という名言を残しました。「どっちか」じゃなくてどうせなら「どっちも」手に入れたいじゃないかと。

さすがプロです。こう思える人が一流と呼ばれる人へ成長するのでしょう。

 

しかし、じゃあ僕らはというと記録も記憶も目指そうと言っても、どちらも手に入れることはできないのが実情です。記録にも記憶にも残らない人が大勢いるのが事実です。二兎を追うものは一兎をも得ずです。

目指すものが到底手に入らないようなものなら、それは目標ではなく高望みです。一兎を得ない人が二兎を目指すことは過度な目標です。

 

ベクトルの異なる二つの目標をどちらも手に入れようとしても必ず努力は均されるのでどちらも届かないのが世の常でしょう(もちろん目標の程度にもよりますが)。どちらも手に入れられる人は一方だけなら到達しても余りある才能がある人だけです。とんでもない記録を残す人が記憶にも残る資格を得られ、とんでもなく記憶に残ることをした人が記録も残っていくものです。

 

ですから、よく「物事はどんどん欲張って取り組んでいけ」と言われますが、それは「あれもこれもいろんなことに欲張れ」ではなくて「一つのことを究極的に欲張れ」ということになります。一つのことを徹底的に磨き上げた上で、初めて別のことに対して大成する可能性が出てくると思います。

法律も心理学も医学もその道で食べていけるくらいの知識を付けたいと思うなら、最初からどれもピークを目指すのではなく、「まずは法律をマスターしよう。それから心理学に手を付けよう。」とテーマを絞って取り組む方が全部をマスターする確率は高いのではないかと思います。そこそこの知識でいいのなら同時進行でいいと思いますが、極めようと思うなら一本に絞るべきだと思います。ですから、「僕は弁護士になりたいけれど、なれなかった場合の保険として栄養士もめざしておこう」みたいな考えだと結局は弁護士にも栄養士にもなれずじまいになってしまう気がします。

 

これという目標があるのならまずはそれを掴みに行く。その途中で気になるものが見つかれば、そっちの方が魅力的ならそちらにシフトしても構わないが前の目標は一旦置いておく。

どっちつかずにならないように、目標に対しては「一点集中」で臨む必要があるように思います。