Knock our Heart -nockのひねくれブログ-

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「良い本に出会えた」という感動

「最初から”面白い”とわかりきっている本にそういった手に取った時の感動があるだろうか。」

菅野マナミさん原作の漫画「ひまわりさん」の中に出てきたフレーズです。

僕はこの作品における人と人との触れ合いがすごく好きで何回も何回も読み直しているのですが、この言葉には最初腰を抜かしました。いい意味で。

 

確かに誰でも知っている面白い本は実際面白い。でも面白い止まり。「あー面白かった」で終わってしまいます。

「おいおいそんな言い方、ワンピースとかナルトはつまらん漫画だということみたいじゃないか。」と言われると思いますがそういう事じゃないです。そういったメジャーな本は「本の内容」には感動するけれど「本を見つけたという事実」に対して感動はしないだろうという事です。

 

世間的に知名度の低い本で「これ面白い!」というものに出会ったとき、「このシーンがすごいグッとくるんだ」といった内容についての感動と共に、「俺はこんな名作を掘り当ててしまったぞ!」という興奮も感じます。「自分の期待を上回ってきやがった」と予想していたハードルを飛び越えてきたその意外性に得も言われぬ充実感を感じます。

その意味で面白いと分かりきっている本はハードルが高いんですね。面白くて当たり前、みたいな。その分マイナーな本は「ちょっと読んでみるか」と気楽に読み始めるので、読み終われば「なんだこれは!」と驚愕してしまいます。大人が跳び箱10段跳べても「まあ行けるよね」と思われるけれど、小学1年生で跳んでしまえば「すごい逸材を見つけてしまったぞ!」と驚くようなあんな感じ。

 

「良い本に出会えた」という感動。これが好きだから僕はマイナーな漫画ばかり集めるんですよね。

漫画だけじゃない。小説も、アニメも、タレントも、歌手も、キャラクターも、僕の好きなものと言えば基本的に知名度の然程大きくないもので、僕の「期待」を大きく上回ってきたものです。

初めて見たときの衝撃。それが僕の好奇心に根付いてしまうんですね。

 

「出会う」という感動はワンピースやナルトでは決して味わえない感動です。