お賽銭の額で将来性を決める彼女ならこっちから願い下げ
ある記事にこんなことが書いてありました。
「お賽銭に硬貨を投入するような男とは付き合うなかれ。お賽銭は1000円以上が常識。愛する女性の前で小銭なんて恥ずかしいもの。そんな人は貧乏くさくて将来性のかけらもない。そんな人と付き合っていては幸せなど掴めるはずがない。」
これには呆れましたね。お賽銭一つで男性の人格をすべて決めてしまうようなこの発言は男として看過できません。
お賽銭の後に何をお願いするか。そっちの方が普通大事でしょう。自慢げに諭吉さんを投げ入れ「ほら、これだけ入れたんだから願い叶えてくれよな」と傲慢に頼むくらいなら、5円を投入して「ご縁がありますように」と拝む方がよっぽどいい人だと思います。紙幣だから偉くて硬貨だから醜いという考えには反吐が出ます。
そもそも、お賽銭は神様に気付いてもらうために、投げ入れて音の出る貨幣を投入するのが正しいと聞いたことがあります。ですから、高額なほど得が大きいと言うわけではないのです。大見得切って紙幣を投入する方がナンセンスなのです。愚の骨頂です。
それなのに「お賽銭は1000円以上が常識」なんて馬鹿げています。
お賽銭に10000円も使うくらいなら、そのお金で美味しいご飯を一緒に食べる方がよっぽどいい男ではないですか?
お金を持っている人が将来性があるのではありません。お金を巧く使う人が将来性があります。
お賽銭で10000円をぽんと出す人がお金を巧く使えているとは到底思えません。もっと直接的に10000円を使うべき相手が隣にいると思うのですが。
お賽銭の額で男の将来性を決めてしまうような彼女ならばこっちから願い下げです。