Knock our Heart -nockのひねくれブログ-

自分の価値観を表現する場所 

卒業して「寂しい」と思える先輩に出会えてよかったなって。

今日は大学の卒業式でした。数多くの先輩が晴れ姿で大学を巣立っていく大切な儀式。

先輩との別れに涙する同級生もいました。

でも、僕は正直卒業する先輩に特別な感慨とかはないんです。一人の先輩を除いては。

 

以前働いていたバイト先の先輩は、僕が唯一気を許して素を出せる年上の人なんです。先輩だけどタメ口だったし、仕事以外でも遊んでもらったりたくさんお世話になりました。

 

僕は元来長男だったり近所の子どもでも上の方だったこともあって、年上に甘えるということをほとんどしてこなかったんです。僕と接してきた年上の人からは、なんか「年上として優しくしなくちゃいけない感」が感じられて、素直に接するようなことはあまりなかったです。

仲が悪い訳ではないけど特別良いというわけでもない。いなかったらいなかったで別に良い。僕の代わりはたくさんいる。

そんな感じで接してくるのが普通の先輩でした。

 

だけど、そのバイトの先輩は、年上とか年下とか関係なく僕という人間を見て、僕のテリトリーに土足でズカズカ侵入してくるような人でした。

お気楽なテンションで周りを振り回すし、人をタクシー扱いして迎えに来させるし、壁ドンとかしてくるし、人のご飯とか横取りばっかりするし、人のアイスを全部食べるし、皆へのお土産を半分くらい持っていくし・・・

それでも、そんな馬鹿で我儘なことが心地いいと思わせてくれる人でした。日々を楽しく生きてる彼女と話していると自分も楽しくなってくる。そう思わせる力のあるお転婆娘でした。

 

そんな先輩だからこそ、僕は一切の気兼ねなく接することができました。年上(しかも女性)のお腹をプニプニしたりツンツンしたりできるのは先輩だけです。

僕に姉貴がいたとしたらこんな感じなんだろうなー、って感じです。恋愛感情とはちょっと違うであろう、特別な近しさを感じてます。

先輩からすれば仲のいい友達の一人に過ぎないんでしょうけど、僕からしたら先輩は大学生活の中で非常に大きな位置を占める存在です。

 

ですから、その先輩が巣立っていくことは一抹の寂しさを覚えますね。連絡しようと思えばLINEとかで簡単にできますが、やっぱりそれ以上に遠くなるなと感じます。

 

そう思って昨日、初めて自分から感謝の手紙というものを認めてみたんですけど、すごい恥ずかしいですね、あれ。一人で家で書いてたんですけど顔が火照って胸がこそばゆい感じがしました。

 

手紙を読んで僕の感じていたことが伝わるといいなあと思いながら、先輩の卒業を陰ながら祝福しようと思います。

 

こういう風に「遠くに行っちゃうんだなあ・・・」と黄昏るような先輩に一人出会えただけでも、万々歳なんじゃないかなって思います。